仕事でストレスを感じたら健康維持のために転職を

ストレスから患う病気

現代社会においてストレスは当然のようにあります。社会人が持つストレスの原因の多くは仕事、会社、職場と言われています。仕事のストレスで「会社に行きたくない」「仕事を辞めたい」と思うだけなら良いのですが、ストレスを溜めすぎてしまうと本当に病気になる場合があります。日本人の三大死因とされている、脳卒中、心臓病、がんは全てストレスと関係があると言われています。
さらに、うつ病など精神的疾患になる場合もあります。職場のストレスが原因で自殺を考えた事がある人は、ある調査では19.1％もいました。5人に1人が自殺を考えた事があると言う事です。更に自殺を考えた人の60％が、誰にも相談出来ず対策もとれないままでいます。また、別の統計では、自殺者の多くは月曜日の朝5時～6時に自殺しているという結果が出ました。つまり、休日開けの出勤時間前後に自殺しているのです。2000年に、自殺の原因は仕事や会社に原因があると、最高裁判所で会社側の過失が認められたケースがありました。しかし、死んでから会社の責任を追及しても、本人は生き返るわけではありません。仕事や職場に対しストレスを感じたら、病気になる前にまずは対策を考えましょう。

会社はストレスを解消してくれない

仕事でストレスを感じる最も多い理由は人間関係です。ストレスの原因が会社や上司、同僚の場合、まずその環境から逃げる事を考えて下さい。部署の異動や、職場の異動など会社に希望を出してみて下さい。職場によっては離れられない、辞められない理由があると思いますが、自分が本当に働く場所はその職場しかないのか考えましょう。ストレスによって病気になっても、会社や上司は何もしてくれません。最悪、忙しい時に病気になるなんてと嫌がられる場合もあります。同僚は心配してくれるかもしれませんが、病気になった人にどう対応して良いのかなかなか踏み込むことが出来ず、そっと見守る人が多いです。そっと見守る事は何もしてくれないと同じ事です。
全てがそういう会社や上司、同僚ではありませんが、ストレスで病気になった社員のために環境を変える会社はほとんどないのも事実です。仕事のストレスを感じ会社が何も対策をとってくれないと感じたら、すぐに退職を考え新しい職場で頑張る事を選びましょう。

病気になる前に転職を

人が生きて行くのにはお金が必要です。そのため仕事は必要ですが、体を壊し命を削ってまで仕事をするのは本末転倒です。仕事のストレスで身体を壊すくらいなら今より給料や待遇が悪くても自分を必要としてくれる会社に転職を考えましょう。今の仕事内容にストレスを感じるのなら同業異種や他業異種に転職を考え、職場にストレスを感じるのなら同業同種でもっと環境の良い職場を探す事をおすすめします。
転職は若い人ほど有利だと言われていますが、会社の人員構成によっては経験豊富な人材を求める場合もあるので、年齢を理由に転職を諦める事はありません。